井原市長選 高田氏が出馬表明 28日告示、9月4日投票

高田正弘氏

 任期満了に伴う井原市長選(28日告示、9月4日投票)に、新人で元市議会議長の高田正弘氏(75)=同市=が5日、無所属で立候補する意向を表明した。

 市内で記者会見した高田氏は「市街地中心部はにぎわいが失われ、まちは活力を喪失している。観光振興など施策の効果が表れているとは言い難い」と指摘。子育ての補助拡充や企業誘致に力を入れる考えを示し「企業が雇いたがる人材を育成して産業を活性化させ、定住者を増やしたい」と述べた。

 高田氏は笠岡市出身でピアノ調律学校卒。調律師を経て1993年に市議初当選。5期連続で務め、2007年5月~11年5月まで議長。井原、福山市で介護施設を運営する会社を経営している。

 井原市長選にはこれまで、再選を目指す現職の大舌勲氏(63)が無所属での立候補を表明している。

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