神奈川県は5日、県が設置している県内の女性保護施設で、事務室の金庫に保管してあった入所者からの預かり金78万7千円が紛失したと発表した。指定管理者の神奈川県民生福祉協会が2日、県に事案を報告するとともに、県警に通報した。
県によると、1日に職員が事務室内の金庫に入れていた現金がなくなっていることに気付いた。複数の入所者から預かった現金で、施設内を探したが見つからなかったという。
同協会は入所者に謝罪するとともに、現金管理の運用を見直すなど、再発防止に努めるとしている。施設には生活に困窮するなどの理由で社会生活を送るのが困難な女性が入所している。