ブラジルサッカー連盟(CBF)とキットサプライヤーのNikeは8日、2022カタール・ワールドカップに向けた新ユニフォーム(ホーム、アウェイ)を発表した。
Brazil 2022 Nike Home
カタールW杯に向けた新ホームユニフォームは、いつもより明るめのイエローをベースとした伝統のデザイン。襟や袖口にグリーンを配するのは定番だが、今回は珍しくブルーも追加しての3色でキットカラーを構成する。
また、これまでのブラジルのユニフォームと大きく異なる点は、全体にあしらったアニマル柄。これはジャガーの爪と美しさにインスパイアものだという。ブラジルのユニにこうした模様が入るのは極めて珍しい。
胸元はボタン止めだが、このボタンを外すとブラジル国旗が登場という遊び心を持ったデザイン。こうした仕掛けもブラジルのユニでは異例である。
Brazil 2022 Nike Away
2022新アウェイユニフォームは定番のブルーを基調とするも、そのデザインはホームキットと同じくジャガー柄。それを強調した袖部分のグラフィックが目を引く。アウェイにグリーンを取り入れるカラーリングも珍しい。
古代の南米では神として信仰されていたというジャガー。だが、近年はブラジルでも個体数が減少し、絶滅が危惧されているという。ちなみにジャガー柄とヒョウ柄はよく似ているが、ジャガー柄は模様の中に斑点が付くのが特徴だ。
2022新ホームキットの色は明るめのイエローだが、現時点でブラジルが最後に優勝した2002年日韓大会でのユニフォームも、発色が良く明るいイエローだった。今年はその最後の優勝から20周年となる。
ワールドカップは22大会連続出場となるブラジル。6度目の優勝を狙うカタール大会ではグループGに所属し、セルビア、スイス、カメルーンと対戦する。