しし座流星群が夜空を彩った2020年の一夜 未来へ一歩を踏み出す姿を描く 「散歩時間」公開決定

戸田彬弘監督が描くオリジナル群像劇映画「散歩時間 ~その日を待ちながら~」が、12月9日より劇場公開されることが決まった。

「散歩時間 ~その日を待ちながら~」は、新型コロナウイルスの感染拡大により、漠然とした不安が広がっていた2020年を舞台にした群像劇。世界中の誰しもが過ごした、急激に生活様式が変わり、やりたかったことがかなわない現実に直面し、社会の速度が緩やかになった日々の中で、10代から40代までの世代も職業も異なる登場人物たちが、いつかきっと訪れる明るい未来へ一歩を踏み出す姿を、しし座流星群が夜空を彩る一夜に乗せて描く。

群像劇の主人公となる、コロナ禍で結婚式を挙げることがかなわなかった夫の亮介役には、「あゝ、荒野」「由宇子の天秤」「さかなのこ」などの前原滉。その妻・ゆかり役を「リップヴァンウィンクルの花嫁」「君の膵臓をたべたい」のほか、ドラマやバラエティでも活躍する大友花恋が務めている。そのほか柳ゆり菜、中島歩、篠田諒、めがね、山時聡真、佐々木悠華、アベラヒデノブ、高橋努らが出演している。

監督を務めるのは、「名前」「13月の女の子」「僕たちは変わらない朝を迎える」などの戸田彬弘。コロナウイルス感染拡大の影響で劇団公演が2度中止となった、自身の苦しい思いが作品に反映されている。脚本は、香取慎吾主演ドラマ「誰かが、見ている」で三谷幸喜との共作に抜擢されたガクカワサキが担当している。

前原滉、大友花恋、戸田彬弘監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■前原滉
亮介役を演じさせて頂きました。前原滉です。
大変な世の中になっても、マスクで顔が、表情が見えなくても本当に大切なことは変わらない。当たり前のことだけど、忘れがちなこと。
そんな事を改めて思い出させてくれる群像劇になっていると思います。色んなパートがあり、出てくる人物皆が主役の映画です。
皆さん本当に素敵です!

■大友花恋
恵紙ゆかり役、大友花恋です。久しぶりに開いた台本に、「こんな足踏みの時間があった、ここから何かが変わったと懐かしく思えるような。人生の散歩時間に」というメモがありました。
監督のお言葉を書き留めたものです。
その言葉の通り、様々な不安を抱えながら全力で過ごした温かい撮影の日々を、すでに愛おしく思いました。不安定な世の中でも普通のフリをして生きている私たちに寄り添い、そっと包み込んでくれる作品です。
ぜひ、楽しみにしていてください!

■戸田彬弘監督
あの頃感じた感情を、いつか懐かしく思える日が来る。
そしてその時、あの時間が停滞ではなく、世界や他人を改めて感じるちょっとしたひと休みの期間だった。そう思える未来なら良いな。
そんなことを祈りながら撮影に臨みました。
あの頃に群像劇...と少々ビビりながらの撮影でしたが、やっぱり人が顔を合わせて集まり、映画が創られていく過程は尊く愛しいものでした。
そんな愛が溢れた映画になったと思います。こんな映画があっても良いですよね。

【作品情報】
散歩時間 ~その日を待ちながら~
2022 年 12 月 9 日(金)新宿シネマカリテ他にて全国公開
配給:ラビットハウス
©︎2022「散歩時間~その日を待ちながら~」製作委員会

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