ゴーズマンが週間MVPを初受賞 アレナドは今季2度目、通算8度目

日本時間8月9日、レギュラーシーズン18週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ)、ナショナル・リーグはノーラン・アレナド(カージナルス)が選出された。ゴーズマンは初受賞で、ブルージェイズからの選出はブラディミール・ゲレーロJr.に続いて今季2人目。一方のアレナドは今季2度目、キャリア通算8度目の受賞となり、カージナルスではポール・ゴールドシュミットも今季2度受賞している。

31歳のゴーズマンは2試合に先発して14イニングを投げ、1勝0敗、防御率0.00、被安打7、奪三振15、与四球1という安定したピッチングを披露。連続した2登板を無失点に抑え、奪三振15以上かつ与四球1以下を記録するのは、2012年のブランドン・モローに続いて球団史上2人目の快挙となった。日本時間8月3日のレイズ戦では8回を投げて被安打1、奪三振10、与四球1、無失点という快投を見せ、今季8勝目をマーク。この試合がブルージェイズでの20度目の登板となり、その20試合で132個の三振を奪ったが、これはロジャー・クレメンス(166)とロビー・レイ(138)に次ぐ球団史上3位の記録となった。

同じく31歳のアレナドは6試合に出場して打率.476(21打数10安打)、2二塁打、3本塁打、8打点、出塁率.560、長打率1.000、長打率1.560の好成績をマーク。日本時間8月8日のヤンキース戦で22号逆転3ランを放つなど、すでに自身7度目のシーズン20本塁打を達成しているが、これは2015年以降ではゴールドシュミット、アンソニー・リゾ(ヤンキース)と並ぶメジャートップの数字である。現時点で打率3割、20二塁打、20本塁打の3つをすべてクリアしているのは、メジャー全体でアレナド、ゴールドシュミット、ラファエル・デバース(レッドソックス)の3人だけ。ゴールドシュミットとのシーズンMVP争いの行方も注目される。

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