本格シュトーレンのレシピ、日持ちや食べ方もチェック♪

ドイツのクリスマス菓子・シュトーレンを作ろう

ドイツのクリスマスシーズンに欠かせない「シュトーレン」。 粉砂糖で覆われた、ドライフルーツとナッツがいっぱいのぜいたくな味わいのお菓子です。 日本でも、じわじわと人気になっているクリスマススイーツ。 今回は、本場さながらの本格的なシュトーレンを作るレシピをご紹介します。

シュトーレンとは

シュトーレンとは、ドイツの伝統的な発酵菓子。ザクセン州ドレスデンが発祥の地といわれ、歴史は古く14世紀に遡ります。

クリスマスの4週間前から始まる「アドヴェント」という期間の日曜日に、家族や友人たちと少しずつ食べて、クリスマスの日を待つのだとか。 真っ白な粉砂糖に覆われている姿は、「幼子キリストが包まれた毛布」ともいわれています。 日本では「シュトーレン」と呼ばれることが多いのですが、ドイツ語の発音だと「シュトレン」になります。最近では、こちらも耳にするようになってきましたね。 シュトーレンにはさまざまなタイプがあり、それぞれに配合などの規定があります。

シュトーレンのレシピ(1本分)

ドイツの規定にもある、バター30％以上・ドライフルーツ60％以上を配合した「シュトーレン(クリストシュトレン)」を作ります。

フィリングを準備する

材料

作り方

1. サルタナレーズンは水洗いをしてザルにあげ、そのまま5～6時間置いておく。

＊オイルコートされている場合は、熱湯を回しかけて油分を落としてから同様に。

2. 1・オレンジピール・レモンピール・ラム酒を混ぜ合わせて一日以上置く。

3. アーモンドスライスはローストし、牛乳に約15分間浸してザルにあげる。

＊残った牛乳は、中種の仕込みに使います。

中種を作る

材料

作り方

1. 温めた牛乳(35℃)の中にインスタントドライイーストを振り入れて2～3分間待ち、かき混ぜて溶かす。

2. 準強力粉と1を混ぜ、なめらかになるまでこねる。

26～27℃で30分間発酵。

本ごね生地を作る

材料

スパイスの分量はお好みで調節してください。

下準備

作り方

1. 無塩バターをホイッパーでほぐし、グラニュー糖・塩・スパイス類を加えて白っぽくなるまで混ぜる。

2. 準強力粉を加えて軽く混ぜたら、牛乳も加えて混ぜる。

3. ちぎった中種を加えて混ぜる。

ひとかたまりになったら台に出し、色ムラがなくなるまでこねる。

4. ボウルに生地を入れ、フィリングをのせる。室温で20分間発酵。

5. 生地とフィリングを混ぜ合わせ、5分間ほど休ませる。

6. 生地を取り出して丸め、10分間ベンチタイム。

7. 成形。

めん棒で楕円形にのばして裏返す。

8. 手前から1/3折り、めん棒で表面をならす。

向こう側からも1/3折って同様に。

9. 手前と向こう側をめん棒で押さえ、中心が高くなるように整える。

サイズは約18cm×10cm。

10. オーブンシートにのせ、アルミホイルを生地の周りに巻く。室温で10～15分間発酵。

11. 焼成。

200℃で10分間、180℃に下げて30分間。

仕上げ

材料

作り方

1. 溶かした無塩バターを塗る。

＊鍋やフライパンの中で生地を転がしながらハケで塗ります。

2. グラニュー糖をまぶして一晩置く。

＊ビニール袋の中でまぶすと作業しやすくて便利！

3. 翌日、粉砂糖を振りかけて完成！

「クリストシュトレン(シュトーレン)」の詳しいレシピページはこちら。

https://recipe.cotta.jp/recipe.php

シュトーレンの食べ方

作ってから1～2週間後が食べ頃。1cm幅くらいにスライスして、コーヒーや紅茶とお楽しみください。 大人のおもてなしなら、シャンパンやホットワインを合わせても◎

保存方法

ラップでしっかり包んでビニール袋などに入れ、冷暗所または冷蔵庫で保存しましょう。 日持ちは1か月くらい。冷凍する場合は、2～3か月を目安に。

カットする際は真ん中から。カットした面を合わせてラップに包んでおけば、生地の乾燥が防げるのでおすすめです。

シュトーレンを作って、クリスマスの準備を

ドイツではお店ごとに秘伝のレシピがあり、門外不出なんだとか。もちろん、各家庭にもおいしい秘伝のレシピがあるそうですよ。 皆さんもぜひシュトーレンを作って、素敵なクリスマスをお迎えくださいね。

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