津山城跡 光のアートで幻想的に ナイトファンタジア11日開幕

津山城ナイトファンタジアを前に試験点灯されたアート作品

 国史跡・津山城跡(鶴山公園、津山市山下)を光のアートで彩る初のイベント「津山城ナイトファンタジア 夏桜」が11日に開幕するのを前に10日、関係者向けの試験点灯が行われた。9月25日まで幻想的なライトアップで観光客らを迎える。

 桜をモチーフに、東京や大阪など県外で活動するアート作家4団体1個人が7点を展示。桜が植わった園内に据えた巨大ミラーボールの周囲を虹色のチョウが飛ぶ様子を表現した作品や、桜の花びらに型抜きにし、ソメイヨシノの標本木につるしたランプシェードなどが暗闇に浮かび上がっている。

 イベントは大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」の一環。滞在型の観光誘客につなげようと市、津山商工会議所、市観光協会などでつくる「津山観光キャンペーン推進会議」が企画した。推進会議は「非日常的な雰囲気の中、夏の桜を楽しみ、心を癒やして」とPRしている。

 作品の点灯は毎日午後7時半~10時(入園は同9時半まで)。雨天決行。観覧料は大人500円、小中学生300円。

11日に開幕する津山城ナイトファンタジアで並ぶ光のアート作品

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