お盆の栃木県内高速渋滞予測 矢板北Pで11日下り45キロ

例年渋滞する東北道

 ネクスコ東日本は10日までに、お盆期間(10〜16日)の高速道路の渋滞予測を公表した。県内でピーク時に10キロ以上の渋滞が予想されるのは全て東北自動車道で、上下線で計12回発生する見込み。下りでは11日午前10時のピーク時に、矢板北パーキングエリア(PA)付近で同社管内では最長となる45キロの渋滞が発生し、通過に最大で1時間50分かかると予測した。

 同社によると、県内では下りで4回、上りで8回の渋滞発生が予測される。下りの4回のうち3回は矢板北PAを先頭とした予想。11日は未明から夜にかけて終日混雑するとみられる。13日午前9時、14日同10時には最長30キロの渋滞が予測され、通過にはいずれも1時間15分ほどかかる見通し。

 上りは上河内サービスエリア(SA)と西那須野塩原インターチェンジ(IC)付近で4回ずつ発生する予想。15〜25キロの渋滞が予測され、ピーク時の通過には40分〜1時間を見込んでいる。

 新型コロナウイルス禍の影響でお盆期間の渋滞予測公表は2019年以来。担当者は「3年ぶりに行動制限のないお盆期間となり、新型コロナ以前のような激しい混雑が予想される。当日の交通状況を確認して行動してほしい」と呼びかけている。

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