「ユナイテッドに行かずにチェルシーへ加入した」スター選手5名

先日から話題を集めているバルセロナMFフレンキー・デ・ヨングの去就。マンチェスター・ユナイテッドから誘いを受けているも、「チェルシーかバイエルンなら移籍する」と主張しているという。

今回は『Footballfaithful』から「マンチェスター・ユナイテッドにも誘われていたがチェルシーに加入した5名」をお送りする。

アリエン・ロッベン

オランダ代表の偉大なウイングストライカー、アリエン・ロッベン。彼はPSVアイントホーフェンでプレーしていた2004年夏、マンチェスター・ユナイテッドに加入する寸前になっていた。父親が「息子がプレーしたい場所はオールド・トラッフォードだ」と語るほどだった。

しかしながらマンチェスター・ユナイテッドがPSVの求める価格を出すのに苦労している状況の中、チェルシーの元CEOピーター・ケニオンが手を伸ばしていった。

「マンチェスターで夕食をしながらファーガソン監督といい話をした。練習場も見に行って全てが良かったが、PSVに戻ってからは何も起こらなかった。もしそこで契約を申し出られていたら、サインしていた」とロッベンは後に振り返っている。

ジョン・オビ・ミケル

マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーを巻き込んだ最も奇妙な移籍交渉といえる。ノルウェーのリン・オスロでプレーしていた10代のミケルは、両クラブがほぼ同時に獲得を発表した選手だった。

クラブ側がユナイテッドと合意した一方、ミケル本人と代理人はチェルシーと合意。最終的には法廷闘争に持ち込まれ、その結果、ユナイテッド側が1200万ポンドを受け取ることで決着している。

ミケルによれば「僕は自分の意志でユナイテッドと契約したわけではなかった。代理人や信頼できる人々からの助言も拒否され、考える時間がなかった」と、プレッシャーを掛けられてのものだったとのこと。

エデン・アザール

リールをリーグアン優勝に導いた若きウイングのエデン・アザール。2012年の夏、彼がどこへステップアップするのかが大きく注目されていた。

そのときマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナルらが関心を示したが、最終的には3200万ポンドでチェルシーに加入することとなった。

アザール本人は「ユナイテッドと契約するチャンスがあったが、僕はいい選択をしたよ。ディディエ・ドログバやジョー・コールと電話で話して、チェルシーは最高のクラブだと教えてくれた」と後に語っている。

ペドロ・ロドリゲス

チェルシーは2015年にもマンチェスター・ユナイテッドとの争奪戦に勝った。それはバルセロナでプレーしていたいぶし銀のウインガー、ペドロ・ロドリゲスの獲得に関しての交渉でだ。

ペドロは「マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシーなどからオファーがあった。彼らは僕の移籍を迅速に解決しようとしていたクラブだった」と当時を振り返っている。

ただ代理人のアントニオ・サンスは「マンチェスター・ユナイテッドは突然眠りに落ちたようだったね。逆にチェルシーとの交渉は稲妻のように進んだよ」と明かしていた。

エンゴロ・カンテ

レスター・シティの衝撃的なタイトル獲得において、エンゴロ・カンテの役割は大きかった。そのためチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドの両方が関心を示していた。

ジョゼ・モウリーニョ監督はカンテにマンチェスターへの移籍を説得したが、選手本人がチェルシーを選んだという。それはカンテ自身が後に『Sky』で語っていた。

【写真】トゥヘルも認める「チェルシー呪いの9番」ワースト10

「モウリーニョが直接電話してくれたのは驚くべきことだった。彼の議論に耳を傾けたが、そのときにはすでにレスター・シティに残るかチェルシーに行くかで迷っていたんだ」

© 株式会社ファッションニュース通信社