こんにちは!アウトドア系YouTuber SLOWCAMPです。最終回である今回は、第3弾・100均セリアのキャンプギア特集をお送りします! そのまま使う以外にも、「遊び心」を加えて自分なりにアレンジした使い方もご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
1:ステンレス手付きザル
見た目はシェラカップそのままで、ザル形状になっている『ステンレス手付きザル』。使い所満載の通称「シェラザル」が登場です!
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)からも似た商品が販売されていますが、価格はセリアのほぼ10倍(2020年10月時点)です。
- サイズ:径12cm(持ち手を含めた長さ17cm)、高さ4.8cm
- 重さ:約63g
- 材質:ステンレス
- 価格:100円+税
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現時点でセリア以外の100均では見かけません。
持ち手がしっかりしている!
こちらは同じセリアから販売されている手付きボウル。持ち手がカップに直付けされており、強度も不安でチープ感が否めません……。
一方シェラザルは、アウトドアメーカーのシェラカップと同じような頑丈な造りで、持ち手がシェラカップの縁に埋め込まれています。
ザルの強度もペラペラかと思いきやしっかりしていて、通常使用する分には全く問題なし。
シェラカップとスタッキングOK
スタッキングはシェラカップの上に重ねると浮いてしまいますが、下に重ねればピッタリフィットします。
キャンプにザルがあると便利!
キャンプではちょっと水切りしたいシーンって意外に多いんですよね。
お米を研いだり、麺や枝豆を茹でたり、野菜を洗って水切りしたり。
水切りする時はシェラカップの上に立てかけるようにするといい感じに水受け&水切りができちゃいます!
そのままテーブルに出してもおしゃれです。
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圧倒的に優秀なシェラザル!絶対キャンプで活躍すること間違いなしです!
2:ステンレス箸
セリアの『ステンレス箸』は、ステンレス製の分割できる箸です。この箸が焼肉屋で出てきても、まさか100均だとは気が付かないレベルの質感!
- サイズ:約22.7cm
- 素材:ステンレススチール
- 価格:100円+税
セパレート構造
箸の長さは約22.7cm。
先端部分と持ち手部分をクルクルと回し、中心でセパレートする構造です。
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組み立てはネジ式です。
締め具合が甘いと食事中にネジが緩むので、組立時は少しキツめに締めることをおすすめします。
ダイソーのステンレス箸との違いは?
ダイソーからも同じステンレス箸が販売されています。DAISOは収納バンド付き。
箸自体の仕様はどちらもほぼ同じで、見分けが付かない程です。
滑り止め効果は微妙……!
先端には滑り止め防止の溝がありますがほぼ飾りです。溝が浅くないよりはマシ程度のレベルです。
形は丸形。
個体差があると思いますが、わずかに湾曲しているため余程勢いがない限り転がしても途中で止まります。
ステンレス箸は焦げない!
キャンプシーンではズバリッ!火周りででその真価を発揮するでしょう!
木製の箸では焼け焦げてしまうところも、ステンレス箸であればそんな心配は無用。
真っ赤になるほど先端を熱しても、持ち手側は全く熱くなりません。ただ、先端が変色してしまいます。
先端から1/4程度までは熱くなっていますが、それより持ち手側は普通に触れます。
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これならBBQなど火周りで安心して使えますよね!肉焼き専用として使えばトング代わりにもなります。
【カスタム】着色(テンパーカラー)してみよう!
ここからは少し「遊び心」を加えてみましょう!
先程の酸化皮膜の変色現象を利用してステンレス箸に着色してみました。
チタンではこの変色現象は有名だと思いますが、ステンレスでもできちゃうんです!
キレイに仕上げるには難易度高めですが、やり方は簡単!バーナーを使って焼入れするだけ。
とはいえ危険が伴いますので、下記の注意点をご理解の上、自己責任でお願いします。
【注意喚起】
- 火傷防止のためグローブを着用してください。
- 室内で作業する場合は十分な換気をしてください。
- 熱で箸が変形する可能性があります。
さらに、下記の内容も焼入れするに前に確認しておいてください。
【焼入れに関する注意点】
- 中心のジョイント部分まで焼きを入れてしまうとネジが回らなくなります。
- トーチ型のバーナーを使うと、火力が一点に集中するため、色ムラが出やすく不向きです。
バーナーがない場合は、家庭用コンロでもOKです! - 汚れや指紋が付いていると焦げ付きの原因になるため脱脂剤でキレイにするか、脱脂剤がない場合はティッシュで拭き上げておきましょう。
それでは始めていきましょう!
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箸は高温になりますので、必ずペンチでネジ部分を挟んで行ってください!
まずは、持ち手側だけに焼きを入れていきます。
焼き色は、黄色→紫→青色→水色と変わっていきます。
まずは全体に焼き入れて黄色くします。常に回転させながら動かします。
全体が黄色く変化したら、焼入れ箇所を持ち手側にずらして、上部2/3だけ焼きます。
徐々に焼入れ箇所をずらしていくことでグラデーションを作れるんです!
紫色になりましたね。
続けて丈夫1/3を焼き入れて青色に着色します。
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どうですか?まぁまぁキレイにできたのではないでしょうか?
段階的にずらしながら色ムラなく仕上げるには、少しずつ様子を見ながら焼き入れていくのがポイントです。
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焼入れ直後は箸が非常に高温になっています。
箸を直接テーブルに置くとテーブルが焦げるので要注意です。
冷まして完成!
作業時間目安は2本合わせて約10分程度。ただ、何本か失敗する覚悟が必要です。
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無骨なステンレスシルバーもいいですが、「遊び心」のあるテンパーカラーもGOODですよ!
3:シリコンミニミトン
皆さんはキャンプにミトンって持っていきますか?
手袋タイプのミトンは結構かさばるし、耐熱グローブで事足りちゃうんですよね。
でも、耐熱グローブって実はかなり汚れています。そんな時はセリアの『シリコンミニミトン』がおすすめ!
- サイズ:幅約5.4cm×縦5.3cm
- 耐熱温度/耐冷温度:約200℃/約-20℃
- 材質:シリコーンゴム
- 価格:100円+税
コンパクトサイズが使い勝手良し
指先サイズのコンパクトさで耐熱もしっかり。
汚れたらゴシゴシ洗って乾かせば衛生面も問題なし。このように指を入れて使います。
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ダッチオーブンは火傷しそうですが、コンパクト設計のキャンプ用調理器具なら、ほとんどこのミトンで対応できちゃいます!
2つ使いでメスティンやスキレットにも!
実はこれ、2個使いもおすすめなんです。
内側のギザギザが効いて、開けづらいメスティンのフタも簡単に開けられます!
2つ重ねれば熱々のスキレットもなんのその!
ハンギングステンレスピンチにぶら下げておけば、使いたい時にサッと取り出せます。
メスティンの中に収納可能
コンパクトなので、メスティンの中に収納しておくことも可能です!
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キャンプの熱いものを「ちょっと持ちたい」時に小回りの効くミニミトンがおすすめです!
4:ファイヤースターター
火起こしするための器具**『ファイヤースターター』。
**発売当初は品薄になるほど話題になった商品です。
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まさか100均でこれが発売されるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか?
- サイズ:全長29cm
- 材質:スチール、マグネシウム、ポリプロピレン、ポリエチレン
- 価格:100円+税
火起こしが簡単にできる!
スクレーパーとマグネシウム芯を擦り合わせて火花を起こす仕組みです。
多少コツは要りますが、小学生でも簡単に火花を起こすことができました。
火起こしをしてみよう!
試しに、解いた麻紐に着火してみましょう!
まずマグネシウム芯を削り、麻紐に振りかけます。
麻紐めがけてスクレーパーでマグネシウム芯を強く擦り、火花を起こします。
麻紐に火花がヒットすれば、簡単に着火できます。
酸化皮膜を削ってから使用する
購入時はマグネシウム芯は黒い酸化皮膜で覆われています。
酸化皮膜では火花が散らないため、銀色の部分が見えるまで芯を削っておきましょう。
マグネシウム芯は抜けやすい?!
新品と使用済みで長さが違うのは、何度かマグネシウム芯がポロッと外れたことがあり、ハンマーで芯を叩いているためです。
荒療治でしたがそれ以降外れる気配はありません。
麻紐を簡単に解く方法を紹介
ちょっと話が逸れますが、皆さんは麻紐をどのように解いていますか?
手で解くのは時間がかかりますし、フワっとした感じになりにくいですよね。
そんな時に使えるのが、『DAISOプラ柄ミニワイヤーブラシ3種セット』。3本セットの中で一番固いステンレスのブラシを使って麻紐を擦ります。
ちなみに麻紐はセリアでもDAISOでも購入できます。
手で麻紐のねじれを解き、3本にしてからブラシで擦っていくと、フワっとした火口が簡単にできあがります!
擦る際にブラシで下が傷付くので、端材やダンボールなどを敷いて行ってください。あとは麻紐のカスが散らかりますので、精密機器の近くではやらない方が良いです。
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ファイヤースティックは、ライターやマッチがあれば絶対に必要なものではありません。でも不便を楽しむのがキャンプ。
時には文明の利器に頼らずに、薪を割り、フェザースティックを作り、ファイヤースターターで火を起こし、火を育てる。
この独特の達成感と楽しさは、一度体験する価値がありますよ!
5:天然木シート
こちらはよくあるCB缶の自作カバーですが、よく見ると木目はプリントではなく本物の木なんです。
アウトドアメーカーのロゴを転写したCB缶カバーはよく見かけますよね。
それに比べれば木目はインパクトこそないものの、味のある落ち着いた雰囲気に仕上げることができます。
セリアの『天然木シート』を使って、CB缶の自作カバーを作ってみましょう!
- サイズ:30cm×20cm
- 材質:天然木
- 価格:100円+税
CB缶用カバーの作り方
早速作り方を見てみましょう!
使用するのはマグネットシートと天然木のリメイクシート。どちらもセリアで購入できます(100円+税)。
天然木シートの裏面はシールになっています。
ニチネンのCB缶の高さは15.2cm。メーカーによって異なる場合があるので、しっかりと測ってください。
CB缶に巻きつけるマグネットシートの幅は、短辺でジャストフィットするのでカットしなくてOK!
長辺はCB缶の高さ15.2cmに合わせてカットします。ズレないように軽い力で数回に分けて慎重に……。
続いて、リメイクシートの裏面のシールを剥がして、長辺同士を合わせて貼り付けます。
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空気が残っていたら、定規などで押し出しましょう!
次に、貼り付けたシールの長辺側をマグネットシートの端に合わせてカットするのですが、短辺側はマグネットシートの端から1mm程ずらしてください。
定規の背を当ててカットするとキレイに1mmでカットできます。
同じ作業を反対側も行います。
あとは巻き付けるだけ!でも、マグネットシートの磁力はあまり強くないのでこのままでは巻き付けることができません。
丸めて巻き癖を付けるため、輪ゴムや紐などで縛って1時間ほど放置します。
1時間後、、、巻き癖が付いて、簡単にガス缶に巻くことが出来ました。完成です!
ここで画像の右側をご覧ください。隙間が空いていますよね?
先程カットする際に1mmずらしましたが、ずらさないでカットすると右側のように隙間ができてしまうんです。
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ちょっと面倒ですが、この1mmで仕上がりが変わります!
もし少し浮いている場合は微調整してください。
カッターとハサミをうまく使って0.5mmくらいでカットすればOK!
使っているうちに汚れが気になってくるかもしれません。
それはそれで味わい深くなってくれれば最高なんですが、どこまで耐久性があるかどうかは使い込んでみないとわかりませんね。
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それにしてもSOTOレギュレーターストーブとの組み合わせ、最高にカッコいいと思いませんか?
6:ボトル型ティッシュケース
続いては、縦型のスリムでオシャレなティッシュケース『ボトル型ティッシュケース』です!
生活感が消えておしゃれで、小スペースにも役立ちます。
- サイズ:径6.7cm×H22.5cm(ロング)、H 14.8cm(ショート)
- 材質:髪、ポリプロピレン、ポリエチレン
- 価格:100円+税
2サイズ展開
サイズはショート(14.8cm)とロング(22.5cm)の2種類。
普通のティッシュボックスと同じように、ティッシュを引き出して使います。
500mlのペットボトルとほぼ同じサイズ
500mlのペットボトルと比較してみると、ほぼ同じくらいのサイズ感。
直径も6.8cmでペットボトルと同じくらいなので、車のドリンクホルダーに入れてもOK!
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箱型のティッシュボックスは生活感が出てしまいますが、この形ならキャンプサイトに置いても違和感なし!
省スペースで限られた空間を有効活用できます。
中身を詰め替えて何度も使える
中身のティッシュは、市販のボックスティッシュを半分にカットしたものを入れられます。
詰替えはちょっと手間ですが、使い切りではない点は嬉しいです。
底面のフタは爪で引っ掛ければパカっと開きます。
イマイチな点その1:片手だと出しづらい
ここからは、気になるポイントを3つご紹介します!
まずひとつ目は、片手で取り出しづらい点です。
残っているティッシュの枚数にもよりますが、基本的には片手でボックスを抑えてティッシュを抜き取ります。
イマイチな点その2:風に弱い
2つ目のイマイチな点は、倒れやすいこと。
縦長スリムな形状なので、強めの風が吹くと倒れて転がってしまうのはちょっと不便です。
イマイチな点その3:汚れが目立つ
ベージュ外装は紙(クラフトペーパーっぽい)なので、水に弱く油染みなども目立ちます。
ブラックの外装はコーティング?されているようで、色的にもあまり汚れが目立ちません。
【カスタム】吊り下げを可能にする簡単アイデア
ここで、ボトル型ティッシュケースのイマイチな点をカバーするカスタムをご紹介します!
まず、麻紐を適当な長さにカットして、両端を結んで輪っか状にします。
底面のフタを開けて、麻紐が底の中心を通るように引っ掛けます。
あとはフタを閉めれば完成です!
強く引っ張らない限り紐が外れるようなことはありません。
これでどこにでも引っ掛けられるようになりました。カラビナを使うのがおすすめ!
風で倒れる心配もなく片手で引き出せるので、手で本体を汚すこともありません。
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欠点を工夫とアイデアでカバー!キャンプにおひとついかがですか?
7:アウトドアな日用品
いよいよ最後になりました!
キャンプグッズ売り場には陳列されていない、お洒落でアウトドアな日用品を2つ紹介します。
- サイズ:(アルミホイル)約幅25cm×長さ14m(ウェットティッシュ)20cm×30cm(30枚入り)
- 材質:(アルミホイル)アルミニウム箔(ウェットティッシュ)レーヨン、ポリエステル
- 価格:100円+税
日用品1:アルミホイル
まずはパッケージがアウトドア仕様のアルミホイルです。
中身は普通のアルミホイルですが、このカーキ色のパッケージ、素敵じゃないですか?
もちろんいつも使っているアルミホイルをキャンプに持っていっても問題ないのですが、このカーキな外観に黒い文字フォント!ただのアルミホイルなのにギア感が満載なんです!
以前はキッチンラップもカーキが販売されていましたが、見つからず残念(生産終了?)。
ラップはモノトーンが販売されていました。
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もし店頭でカーキ色のキッチンラップを見つけたら即買い必須です!
日用品2:ウェットティッシュ
続いてはウェットティッシュ。カモフラージュ柄がGOOD!
中身は普通のウェットティッシュです。除菌タイプではありません。
ポケットタイプのウェットティッシュも販売されています。こちらは除菌タイプで、3個セットで100円+税。
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キャンプでもそのまま出しっぱなしにしておけるセリアのアウトドアな日用品。
テーブルやチェアにこだわるように、何気ない日用品もおしゃれにこだわってみてはいかがですか?
セリアのキャンプギアを使い倒そう! 続々と登場する新商品に今後も注目
全3回に渡ってセリアのキャンプギアを紹介してきましたが、気になるものはありましたか?
安くてカッコいい、そして使い勝手のいいセリアのキャンプギアをぜひ活用してみてください。
新商品が次々と登場していますので、今後もチェックしていきましょう!