岡山県は12日、3月の北京冬季パラリンピックで3種目に入賞したノルディックスキー距離男子の新田佳浩選手(42)=同県西粟倉村出身、日立ソリューションズ=に県スポーツ特別顕賞を贈ると発表した。新田選手の受賞は2010、14年に続いて3度目。
競技を通じて岡山県を全国にアピールし、県民に大きな希望と感動を与えたとして贈る。18日に県庁で授与式を行う。
新田選手は7大会連続出場となった北京大会で男子20キロクラシカル立位とオープン10キロリレーで7位、スプリント・フリー立位で8位に入った。金銀メダルを獲得した18年の平昌大会以降、足首の故障に悩まされ、トレーニング不足が心配されていた中で懸命な走りを見せた。
同顕賞は07年に創設。受賞者は新田選手を含めて34人(延べ51人)となり、障害者スポーツ関係では5人(同10人)となった。