【新型コロナ】横浜で6人死亡、うち3人はクラスター施設 新たに4977人感染、うち重症は1人 

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は12日、新たに80~90代の男女6人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女計4977人の感染が確認されたと発表した。重症1人、中等症14人、軽症4951人、無症状9人で、2人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった6人のうち3人は、クラスター(感染者集団)が発生した市内施設の入居者。

 そのうち2人は同じ有料老人ホームに入居していた。

 青葉区の90代男性は7月27日に陽性が判明。31日に誤嚥(ごえん)性肺炎で亡くなった。

 同区の別の90代男性は7月29日に陽性が判明。8月8日に新型コロナで亡くなった。

 介護老人保健施設に入居していた港北区の80代女性は5日に陽性が判明。6日に老衰で亡くなった。

 そのほか、港南区の80代男性は4日に陽性が判明。9日に状態が悪化し、市内の病院に救急搬送されたが、同日、新型コロナで亡くなった。

 90代男性と90代女性については家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。

 新規感染者の年代別では10歳未満が731人で最多。50代710人、40代703人、20代627人、30代602人、60代447人、10代433人、70代362人、80代257人、90代100人、100歳以上5人の順だった。

 市内の新規クラスターは5件。有料老人ホーム4施設、高齢者グループホームで5~22人に感染が確認され、市がそれぞれクラスターと認定した。

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