【新型コロナ】横浜で13人死亡、6488人感染 特養老人ホームなど新たなクラスター16件

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は9日、新たに70~90代の男女13人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女計6488人の感染が確認されたと発表した。中等症10人、軽症6454人、無症状20人で、4人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった13人のうち5人は、クラスター(感染者集団)が発生した市内施設の入居者。

 そのうち3人は別々の特別養護老人ホームに入居していた。

 中区の80代男性は7月29日に陽性が判明。8月2日に新型コロナで亡くなった。

 戸塚区の80代女性は7月30日に陽性が判明。8月6日に新型コロナで亡くなった。

 同区の90代女性は7月28日に陽性が判明。8月7日に新型コロナで亡くなった。

 介護老人保健施設に入居していた瀬谷区の80代男性は7月30日に陽性が判明。8月2日に新型コロナによる肺炎で亡くなった。

 有料老人ホームに入居していた戸塚区の90代男性は2日に陽性が判明。6日に新型コロナで亡くなった。

 南区の90代女性は3日に自宅で倒れているところを家族が発見、同日死亡が確認された。その後、陽性が判明。死因は虚血性心疾患(推定)という。

 神奈川区の80代男性は2日に陽性が判明。市内の病院に入院したが、5日に新型コロナで亡くなった。

 港南区の90代男性は4日に陽性が判明。8日に新型コロナで亡くなった。

 西区の90代女性は1日に市内の病院で陽性が判明。同日に新型コロナ以外の疾患で亡くなった。

 70代男性2人、80代男性、90代男性については家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。

 新規感染者の年代別では40代が941人で最多。20代が933人、30代931人、50代906人、10歳未満750人、10代629人、60代530人、70代419人、80代303人、90代140人、100歳以上6人の順だった。

 市内の新規クラスターは16件。特別養護老人ホーム6施設、有料老人ホーム4施設、青葉、戸塚区内の医療機関などで5~28人に感染が確認され、市がそれぞれクラスターと認定した。

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