時折の雨、家族ら墓参り 栃木県内盆入り

墓前に線香を供える人々=13日午前9時35分、宇都宮市岩本町

 月遅れの盆入りを迎えた13日、県内の墓地には家族連れらが早朝から墓参りに訪れた。

 宇都宮市岩本町の市営霊園「北山霊園」では、時折激しい雨が降る中、タオルで墓石の雨水を拭いたり、傘を差しながら手を合わせたりする人の姿が見られた。同園管理事務所によると、今年の盆入りの来園者は例年よりも少ないという。柴原哲夫(しばはらてつお)所長(61)は「台風の上陸予報などが影響し、お盆期間の始めに訪れた人も多いのでは」とみている。

 家族で墓参りに訪れた宇都宮市清住1丁目、会社役員木村(きむら)ケエさん(84)は「雨だったが、亡き主人に感謝を伝えられて良かった」と話した。

墓前で手を合わせ、先祖の霊を迎える家族=13日午前9時35分、宇都宮市岩本町
雨が降る中、墓前を訪れ先祖の霊を迎える家族ら=13日午前9時35分、宇都宮市岩本町

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