オリオン通りに遊びにおいでよ 23日、栃木県内大学生の合同学園祭

打ち合わせをする「おーえす!」のメンバーたち

 オリオン通り、いっぺん来てみ!?-。県内の大学生たちの合同学園祭「Orion School Festival(オリフェス)」が23日、江野町のオリオンスクエアで開かれる。音楽ライブや物品販売、近隣の商店と協力したキャンペーンなどを行う。

 オリオン通りを元気にしたい。学生たちが立ち上がった。主催するのは宇都宮大の学生4人の団体「Orion×Students(おーえす!)」(市田愛恵(いちだまなえ)代表)。オリオン通りの人々との関わりを大切にしながら、学生の視点で商店街の活性化を図ろうと昨年8月11日に発足した。

 きっかけはこの少し前のミヤラジの大学生番組。いずれも3年の市田代表(21)と阿波浩子(あわひろこ)副代表(21)が、オリオン通り曲師町商業協同組合の長谷川正(はせがわまさ)理事長から通りの変遷や現状を聞いたことだったという。

 「『109』があったと知って驚きました」(市田さん)。今は昼のにぎわいが少なく「何かアイデアはありませんか」と投げかけもあり、2人は「面白そう」「地元の学生として何かしたい」と賛同者を集めた。

 自分たちが通りを知ることから始めようと、店舗を訪ね、交流サイト(SNS)で紹介する活動を開始。一方、通りになじみがない学生たちに、足を運ぶきっかけをつくろうと学園祭を考案した。動きは他大学にも広がり、総勢23人の実行委員会を組織して準備を進めている。

 当日は宇都宮大、宇都宮共和大、帝京大、白鴎大、県出身の大学生が、音楽やダンスの発表、物販などを行う。宇都宮大卒のシンガー・ソングライター横田悠二(よこたゆうじ)さんも演奏する。通りを知るためのキャンペーンとして、通り内の15店舗でサービスが受けられるチケットの配布などを行う。

 開催時間は午前11時~午後5時半(予定)。新型コロナ感染対策を行い実施する。問い合わせはメールで。アドレスはstudentsorion@gmail.com

「オリフェス」のポスター。学生たちにオリオン通りに足を運んでほしいと、学生たちが企画した
「おーえす!」のメンバーの阿波浩子副代表、市田愛恵代表、束原実結貴さん(左から)

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