太田光、旧統一教会の問題を受け宗教とカルト宗教の線引きは難しいと語る

14日放送の『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)でお笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、宗教とカルト宗教の分け方は難しいと語った。

「ニュースサンジャポ+PLUS」のコーナーでは、岸田文雄首相の内閣改造について扱った。

その際、発足した第2次岸田内閣が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関わりのある人は内閣に入れないとしたのに、複数の議員がなんらかの関わりがあることが明らかとなった。

ただ旧統一教会は下部機関を多数置くことにより、旧統一教会の名前を出さずに様々な政治活動を行っているケースもあり、よく分からず関わっているケースもあるということで、太田は「これは複雑で難しいなと思うけど」と話し、「宗教と政治と、その宗教の中でもカルトと、一般の宗教と、我々もなかなか考える機会が今までなかったところで、どこをどう分ければいいかというのは自民党の方に限らず、我々もわからない」と、どこで線引きをすればいいのか難しいとした。

また、政教分離の考えに関して、日本は戦前の国家神道などへの反省から、キリスト教と関係の深いアメリカとは、また違った考えということで、太田は「元々統一教会はキリスト教に根差して、根本としている訳だけど」と話し、「アメリカなんかは政教分離はあるけれど、ドル紙幣中には『我々は神を信じます』って書いてあったり。(旧統一教会の関連団体の)ビデオメッセージでトランプ(元大統領)さんがやったというのは、信じられないって思うかもしれないけど、向こうにしてみれば、キリスト教徒のトランプさんが(出ているだけ)。ましてや日本の霊感商法みたいなことをそれほどアメリカ人が意識してるかというと、してなかったり。ホントにこれ複雑に根本的に宗教は何かっていうことと、歴史的なことも踏まえて考えないと一概にシロクロって難しい問題ですよね…」と持論を語ったのだった。

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