トイレに生理用品 県内小中学校で広がる 「生理の貧困」に対応

女子トイレの個室に備え置いた生理用ナプキン。児童が手に取りやすいようにかわいいデザインの巾着袋に入れた=7月下旬、宇都宮市富屋小

 経済的な理由で生理用品を買えない「生理の貧困」が問題となる中、県内の小中学校ではトイレに生理用品を置く取り組みが広がり始めている。保健室へもらいに行くよりも周囲の目を気にせずにすみ、児童生徒の心理的な負担が軽くなる。生理用品に相談を受け付けるメッセージを添え、支援につなげようという試みも実践されている。

生理用ナプキンを入れた巾着袋には相談を促すメッセージを添えた=21日午前、宇都宮市富屋小

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