東京・有楽町に広島の高校生が描いた「原爆の絵」

広島の高校生が被爆者から体験を聴いて描いた絵の展示会が、東京・有楽町で開かれています。

有楽町にある東京交通会館の会場には、広島市立基町高校の生徒たちが描いた原爆の絵のパネル30点が展示されています。

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作品には作者の高校生と体験を証言した被爆者のコメントも寄せられていて、制作を通した心の交流が感じ取れます。

先月、亡くなった李鐘根(イ・ジョングン)さんの証言を基にした作品も2つあります。

これは「被爆した馬」。口から爆風が入り、目の玉が飛び出している様子です。

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こちらは橋のたもとに集まったたくさんの被爆者が自分を探しに来た家族がいないかとイさんを見つめている様子です。被爆体験を語るとき、必ず触れる場面だったそうです。

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主催者・大越貴之さん
「被爆地、広島・長崎と首都、東京とずいぶん感覚が違うんだなと常に感じていますので、少しでも被爆地に寄り添えるというか、理解を深めていただくと」

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東京・有楽町での高校生が描いた原爆の絵の作品展は8月20日まで開かれています。

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