熊本の景色を通して描く都会に疲れた男の物語 吉村界人主演「シキ」ティザービジュアル

2023年夏に劇場公開予定の、吉村界人主演の短編映画「シキ」の、ティザービジュアルが公開された。青空をバックに吉村界人と福田沙紀が捉えられ、舞台となる熊本の自然を感じさせるビジュアルとなっている。

「シキ」は、それぞれの抱える問題や人間模様を描きながら、熊本の景色を通して大切なことを描き出すヒューマンドラマ。若くして成功したモノクロ写真家の灰本葉太は、アシスタントを怒鳴りつける音声データが流出したことで、世間から強い批判を受けている。自身の写真展のオープニングに集まった記者に怖気づいた葉太は、疎遠になっていた地元の熊本に帰省する。そこで思いがけず國武絵未と再会した葉太は、目を背けてきた過去と向き合うことになる。

主人公の葉太を演じるのは、映画「ミッドナイトスワン」、ドラマ「左利きのエレン」などの吉村界人。間もなく公開となる映画「人」の山口龍大朗監督と再タッグを組む。ヒロインの絵未には第10回全日本国民的美少女コンテスで演技部門賞を受賞し、映画や舞台などで活躍する福田沙紀。また、熊本出身で芸人の井手らっきょが主人公の父親を演じる。

吉村界人らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■吉村界人
熊本の土地、野焼きの美しさは映画のスクリーンを飛び出すほどに偉大だと感じました。そして郷土愛を持った山口監督と福田沙希さんの信念に僕も動かされました。
そんな小さな炎がが真っ直ぐに伝わっていくことを願っています。
一から尽力下さった熊本の方々にも大変感謝しております。

■福田沙紀
もしかしたら、熊本の人でも見たことがないような景色なども、この映画の中で楽しめると思います。

■井手らっきょ
まずは、地元熊本を舞台にした映画に出演出来て光栄に思ってます。主役の父親という重要な役どころではありますが、自然な熊本弁を話す事によって感情移入もしやすかったですし、山口監督も地元熊本という事で非常にやりやすかったです。主役が熊本の実家に帰ってきて、幼なじみや父親とのやり取りの中で、閉じ籠っていた殻を破れた事に本人もこの作品を観た人も晴れやかな気持ちになれたと思います。

■山口龍大朗監督
この映画の制作のきっかけは地元熊本で映画を作ってみたいということでした。
地元の良さを少しでも広げたく、熊本という土地で感じた事をもとに出会いや別れに対して前向きになれる夢や希望を持てるような作品を目指して作りました。
映画「シキ」を彩るメンバーが発表になり、ビジュアルと合わせて映画の世界観が少しづつ皆さまに発表できていける事が嬉しく思います。キャスト、スタッフと全身全霊で挑んだ今作を楽しみにお待ち下さい。
見たら必ず、熊本にきたくなると思います。「熊本の景色に癒されて」不器用な主人公の人に寄り添う作品になっています。応援よろしくお願いします。

【作品情報】
シキ
2023年夏 公開予定

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