事故の経験から「次は自分が」高齢者助けた野木の男性に感謝状

千葉署長(右)から感謝状を受け取った山中さん

 栃木県警小山署は12日、道路上で転倒し、負傷した高齢男性を保護したとして、野木町、会社員山中雅文(やまなかまさふみ)さん(29)に感謝状を贈呈した。

 山中さんは7月13日午後、妻の沙季(さき)さん(28)と車で走行中、野木町の県道路肩にうずくまっている70代男性を発見した。

 「交通事故などに遭ったのかもしれない」と思い、車を止めて「大丈夫ですか」と声をかけた。男性が顔から血を流していたため119番し、救急車が到着するまで付き添った。

 数年前に交通事故に遭った際、近くにいた人に助けられたという山中さん。千葉正明(ちばまさあき)署長から感謝状を受け取り、「何かあったら次は自分が助けようと思っていた。人は助け合わなければいけない」と話した。

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