お盆に「二十歳を祝う集い」 広島・神石高原町

15日、広島・神石高原町で「二十歳を祝う集い」が開かれました。出席した若い人たちには、地元を思う強い気持ちがありました。

神石高原町では、ふるさとを離れた若者が帰省して参加しやすいようにと、例年、お盆に成人式を開いています。新型コロナウイルスの影響でおととしは延期され、去年のお盆に2年分の成人式をオンラインで開催しました。

RCC

ことしから成人が18歳に引き下げられたため名称を「二十歳を祝う集い」に変更し、今年度、20歳になる対象者80人のうち37人が参加しました。出席者は全員、抗原検査を受けています。

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式では、秋中聡太さんが「社会人として生きていく中で町に貢献していきたい」と成人者代表の言葉を読み上げました。

式が終わると思い出話で盛り上がり、当時の雰囲気に戻るのに時間はかかりませんでした。

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20歳の若者に話を聞くと、地域について考えている人が多くいました。

新成人たち
「新型コロナ(患者)がけっこう多いと思うんですけど、その状態でもいろんな方が感染対策を徹底してくださって、みんなと会う機会を作ってくださったというのがすごくありがたいので感謝しています」

「将来的に神石(高原町)を出るつもりが自分は全くないので、このまま家族を持って神石で過ごせたらと思っています」

「わたしは接客業なので、マスクしていても笑顔がわかるように楽しませられたらと思います」

「人を守りたいという(気持ちが)強かったので自衛隊に入りました。国民のみなさまを1人でも多く守れるように努めていきたいと思います」

「看護師として来年から働くことになるので、いつかは帰ってきて、人のために何かしたいと思っています」

15日は、広島県内では神石高原町のほか、庄原市や呉市の豊地区でも二十歳の若者を祝いました。

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