水球 春夏連続で全国大会に出場する大分水球クラブの小学生チーム

大分水球クラブの小学生チームが、春季大会に続き、全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳大会に出場する。九州地区予選A区分(12歳以下の男女)で4位となり、今月22日から始まる全国大会に向けて調整している。

春季大会を終えて代替わりしたが、新チームでは全国大会を経験した4人が主力として活躍する。九州地区予選で優秀選手に選出されたキャプテンの斉藤礼和(6年)は泳力があり、1対1が強く、パスを回してボールをゴールに運ぶ「ドライバー」として攻撃の軸となる。「九州予選ではパスがつながり、点が取れた。全国では守備を強くしたい。春季大会で1勝できたので、次は2勝が目標」と意気込みを語った。

全国大会を経験した6年生

全国大会の出場を決めてから、守備の強化を図っている。堅守速攻のチームにおいて、マンツーマンの守備が勝利のカギを握る。金子照坪監督は「1対1を基本に、シュートを打たれそうなところを2人でカバーするなど、点を取らせない守備を徹底している」と話す。

ゴールキーパーの後藤大輝(6年)は「(相手のシュートを)たくさん止めて勝ちたい」と守備に手応えを感じており、得点源の亀井結衣と鵜戸萌々菜の6年生・女子コンビは「自分からガンガン攻めて点を取りたい」とチームを引っ張る。

普及から育成、強化までを、小学生から地道に行っている県内の水球。大分は水球の強豪として、全国でも名を残してきた。6年生を中心に全国で大暴れして、復活の狼煙(のろし)を上げる。

全国大会2勝が目標となる

(柚野真也)

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