サックス・プレイヤー矢野沙織の新プロジェクト"House of Jaxx"のファースト・アルバム『House of Jaxx』、本日8月17日リリース! ライナーノーツを担当した菊池成孔からコメントも到着!

活動20周年を控えてますます輝きを増すサックス・プレイヤー、矢野沙織がスタートさせた新プロジェクト“House of Jaxx”(ハウス・オブ・ジャックス)のプロジェクト名を冠したファースト・アルバム『House of Jaxx』が本日8月17日(水)、CDと配信でリリースされた。 話題のボーカリスト“Hiro-a-key”をはじめ、豪華ミュージシャンが集結して制作されたジャズの新時代を告げる意欲作。 矢野沙織を造った根幹がそこに聴こえてくるような、さまざまな要素を織り込んだハイブリッドなジャズを奏でている。

先行配信シングル第1弾の「DiDi」、第2弾の「Hot House」をはじめ、エレクトロニック・ミュージック・ユニットSawa Angstrom(サワ・オングストローム)と、BLU-SWING / Last Electroで活躍する ynkmr.(ワイナカムラ)によるリミックスの2トラックを含む全7曲収録となっている。 アルバムのライナーノーツは菊地成孔。今作をこれまでの最高傑作と絶賛している。 アルバムのティザー映像も公開となった。 CDのライナーノーツを執筆した菊地成孔から、以下、コメントが到着した。

ややもすれば、その能力の高さと属性の多彩さによって、散漫になりがちだった矢野沙織レコーディング作品の最高傑作。

バックバンドは品良く今風だが、ソロは一音残らずパーカーフレーズ、という構えはメッセージが明確で、「ドスが効いている」とさえ言える。

ビバップを知的、スポーツ的ではなく、快楽的に捉える焦点深度は世界屈指のレベル。

──菊地成孔(音楽家 / 文筆家)

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