「大臣室をオープンに」 河野氏、デジタル相引き継ぎで宣言

引き継ぎ後に記念写真に納まる牧島前デジタル相(左)と河野デジタル相=17日、デジタル庁

 第2次岸田改造内閣の発足に伴い就任した河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は17日、牧島かれん前デジタル相(17区)からの事務引き継ぎにデジタル庁で臨んだ。河野氏は「大臣室はオープンにします」と宣言し、開かれた組織づくりを進める意気込みを語った。

 大臣室で引き継ぎを終えた後、幹部職員らを前にした新旧大臣交代式が行われた。牧島氏は2代目デジタル相として務めた約10カ月で「つぼみが花を咲かせようとしているタイミングになった」と振り返り、「河野大臣のお力でこの花を大輪の花として、たくさんの花を咲かせる1年にしていただければ」と激励した。

 これを受け、河野氏は「職員の皆さんがデジタル庁で働いてよかった、やりがいがあったと思える職場環境や業務内容にしていかなけならない」と前置きし、「デジタル庁の人で大臣に一言わなければならないことがあったらメールでも電話でも入れていただき、時間のある限りお目にかかります。どうぞ、大臣室に来てほしい」と呼びかけた。

 式の最後に牧島氏は職員から花束を手渡され、拍手に包まれながらデジタル庁を後にした。

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