まるでおとぎ話、巨大キノコ発見 鹿沼

発見されたニオウシメジと鈴木会長

 【鹿沼】上石川の鈴木造園の敷地内で巨大野生キノコ8株が見つかった。最大の株は高さ50センチ、幅140センチで、8株の推定総重量は130キロ。

 キノコ種菌を製造・販売する北研(壬生町)の川嶋健市(かわしまけんいち)相談役(71)によると、品種は「ニオウシメジ」。東南アジアなど南方原産で、日本では1974年に熊本県で初めて確認された。梅雨や秋口の雨が降る時季に発生し、調理すれば食べることもできる。

 同造園の鈴木昭光(すずきあきみつ)会長(70)が、草むらに生えているのを見つけた。竹チップと土が堆積し、栄養素が豊富な土壌が発生につながったという。

 鈴木会長は2年前にも同じ場所で巨大ニオウシメジを見つけており、「おとぎ話に出てくるような見た目。とてもきれい」と笑顔を見せた。

ニオウシメジを見つけた鈴木会長(左)と川嶋相談役

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