全国的に珍しい竹紙製のプレミアム御城印が登場 福井県おおい町の石山城、スタンダード版も販売

竹紙を使用した石山城の御城印=8月3日、福井県おおい町石山のフロッカス

 福井県おおい町の有志でつくる「佐分利の歴史・文化を学ぶ会」は、同町にある石山城の「御城印」を作った。町内で漉(す)き上げられた竹紙を使用したものもあり、全国的にも珍しい仕様となっている。

 石山城は、戦国時代の若狭守護武田氏の家臣、武藤氏の居城。同城に興味を持ってもらおうと、学ぶ会が企画した。

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 御城印は、縦約15センチ、横約10センチのスタンダード版と、縦約16センチ、横約12センチの竹紙で作られたプレミアム版。武藤氏にゆかりのある家紋である蔦(つた)紋を配し、城の位置を記した地図を背景にデザインした。

 辻徹会長(52)は「竹紙のプレミアム版は、他にはないものに仕上がった。ぜひ記念に手に入れてほしい」と話した。

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 約500枚発行。スタンダード版は1枚300円、プレミアム版は千円(30枚限定)。カフェ「フロッカス」(同町石山)で販売しており、同城を写真パネルなどで紹介する企画展も行っている。問い合わせはフロッカス=電話0770(59)1023。

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