前線と低気圧に向かって湿った空気が流れ込んだ影響で、県内は18日、各地で荒天となった。横浜市港北区では、突風による住宅の被害が発生。横浜地方気象台は発達した積乱雲が引き起こしたとみて調査している。
市などによると、突風被害があったのは港北区役所近くの住宅地。住宅2棟が損壊した。
自宅の屋根瓦が落下したという男性は「午前9時半ごろ、急に雨風が強くなった。瓦が落ちた音には気付かなかったが、台風とは比べものにならないほど強い風だった」と振り返る。向かいに住む女性も「地震だと思うぐらいに家が揺れた」と突風が吹いた瞬間の衝撃を語った。
同日朝には山北町で1時間に59.5ミリの非常に激しい雨を観測。JR御殿場線は雨量が規制値に達したため、一部区間で運休した。