織田信長ら「戦国三英傑」激戦の舞台を山城研究家と歩こう 福井県敦賀市の国指定史跡「金ケ崎城」で9月10日催し

金ケ崎城の本丸があったとされる月見御殿跡=福井県敦賀市金ケ崎町

 戦国時代に織田信長ら「戦国三英傑」が最大の窮地に陥り、決死の撤退戦を繰り広げた舞台として知られる福井県敦賀市の国指定史跡、金ケ崎城の現地説明会「金ケ崎城を巡ろう」が9月10日開かれる。山城に詳しい郷土史研究家・南洋一郎さんの解説を聞きながら本丸があったとされる月見御殿跡などを訪ねる。

 金ケ崎城は戦国時代、朝倉義景の討伐に向かう織田信長が「戦国三英傑」として知られる豊臣秀吉、徳川家康とともに侵攻。天筒山城、金ケ崎城の攻略に成功したが、同盟関係にあった浅井長政の裏切りを察知して退却した。

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 南北朝時代には、足利尊氏から逃れた新田義貞が尊良・恒良親王とともに籠城して激戦を繰り広げた。

 県内の市町や観光協会などでつくる「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会が主催する。午後1時から金ケ崎城址駐車場で受け付け、同1時半出発。金崎宮や月見御殿跡、三の城戸、二の城戸、一の城戸を経て天筒山展望台を巡る。同4時半終了予定。

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 定員30人(小学生以下は保護者同伴)。参加費千円(保険料込み)、中学生以下は半額。申し込みは専用フォームなどで受け付ける。9月2日締め切り。

 問い合わせは実行委事務局(福井新聞社クロスメディアビジネス局)=電話0776(50)2931。

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