「おいしいナシが育ちました」 秋の味覚「世羅ナシ」 広島県内一の産地で出荷始まる

秋の味覚ナシの出荷が、広島県内一の産地・世羅町で始まりました。

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甘さとみずみずしさが特長の「幸水(こうすい)」です。世羅町の農園では出荷に適した大きさに育ったナシをていねいに収穫していました。

この農園は去年、霜の影響で出荷量が例年の半分近くに落ち込み、過去最悪の不作でした。

ことしは霜が降りる春先の夜に、特に影響の大きかった畑で固形燃料を燃やし、温度が下がらないようにして被害を防いだそうです。

収穫されたナシは、選果場で傷がないかなどを確かめたあと、大きさや等級別に箱詰めされていました。世羅ナシは、今の幸水に続いて「豊水(ほうすい)」が10月の上旬まで出荷されます。

世羅大豊農園 松村健立朗組合長
「手間暇かけておいしいナシが育ちました。心待ちにしていただいているお客さま・みなさまにぜひ世羅のおいしいナシを味わっていただきたいと思っております」

JA尾道市によりますと、世羅ナシは例年どおりのおよそ870トンの出荷を見込んでいるそうです。

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