後期高齢者に集団「歯科健診」 県内初、歯周疾患に口腔機能も 足利市

足利市役所

 【足利】早川尚秀(はやかわなおひで)市長は19日の定例記者会見で、新たに市内の後期高齢者を対象とした「歯科健診」を10月から集団形式で実施すると発表した。健診は、歯の状態や歯周組織の状況を検査する歯周疾患検診に、嚥下(えんげ)や咀嚼(そしゃく)機能などの口腔(こうくう)機能評価を加えた内容で、市によると併せて集団で実施するのは県内初。健診業務は足利歯科医師会へ委託する。

 市によると、後期高齢者を対象に歯周疾患検診を実施しているのは県内で19市町あり、このうち口腔機能評価も行っているのは7市町。集団形式での実施は、日光市の歯周疾患検診のみという。

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