【新型コロナ】子どもへのワクチン接種「努力義務」へ 立民・阿部知子氏「国民への説明尽くして」

阿部知子氏

 立憲民主党の阿部知子氏(衆院神奈川12区)は19日の衆院厚生労働委員会で新型コロナウイルス感染症対策について質問した。政府が5歳から11歳の子どもへのワクチン接種を「努力義務」とする方針であることを挙げ、「国民への説明を尽くしてほしい」と要請した。

 厚労省の答弁などによると子どものワクチン接種はこれまで「推奨」とされてきたが、同省は9月をめどに大人と同レベルの「努力義務」に変更する。強制ではなく接種するかどうかは任意で罰則はない。接種券発送などの対応は「自治体の判断に委ねる」という。

 小児科医でもある阿部氏は「いま流行しているオミクロン株はデルタ株と比べ38度以上の発熱につながりやすい」と指摘。「子どもの高熱はけいれんを招く。そうした危険を防ぐ上でも接種は大事」とし、加藤厚労相も「丁寧な説明に努めていく」などと答弁した。

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