【新型コロナ】相模原で1105人感染 4回接種済みの男性ら3人死亡 有料老人ホームで新たなクラスター

相模原市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、相模原市は11日、80~90代の男性3人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女1105人の感染が確認されたと発表した。

 80代男性は市内の高齢者施設に入所し、7月31日に発熱と倦怠(けんたい)感の症状があった。8月1日に陽性と判明、7日に亡くなった。腎臓病の基礎疾患があり、死因は新型コロナウイルス感染症だった。

 90代男性は市内の高齢者施設に入所。8月6日に発熱し、翌7日に施設内で心肺停止の状態となり、死亡が確認された。市によると、死亡後の調べで陽性が判明した。死因は新型コロナウイルス感染症。ワクチンを3回接種済みで、基礎疾患は不明としている。

 80代男性は自宅で生活しており、今月7日に発熱と肺炎の症状があった。8日に入院し、検査で陽性が判明。10日に死亡が確認された。死因は心不全と肺炎。男性には糖尿病などの基礎疾患があり、ワクチンは4回接種していた。

 新規感染者の症状別内訳は、中等症3人、軽症855人、無症状149人、調査中98人。768人の感染経路が不明だった。

 また、同市中央区の有料老人ホームで入所者6人の感染が判明。市は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。

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