【新型コロナ】川崎で8人死亡、2007人感染 新たなクラスター2件

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は21日、市内に住む70代~90代の男女8人の死亡と、市内外に住む10歳未満~100歳以上の男女2007人の感染が新たに確認されたと発表した。感染者の症状別の内訳は、重症2人、中等症41人、軽症1683人、無症状112人、調査中169人。

 市によると、高津区の80代女性ら7人は、市内の病院に入院中に発熱するなどして検査を受け、7月26日から今月14日までに感染が判明。いずれも重症ではなかったが、今月8日から17日までに死亡した。7人とも基礎疾患があったという。

 また、中原区の80代女性は、他に感染者が出ていた幸区の特別養護老人ホームの入居者で、7月25日に陽性が判明。当初は中等症で、翌26日に市内の病院に入院し、今月19日に亡くなった。

 新規感染者の年代別の内訳は、20代が330人で最多。30代と50代各284人、40代281人、10歳未満232人、10代164人、60代158人、70代135人、80代92人、90代45人、100歳以上2人だった。1970人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は37人で、このうち家庭内感染は26人となっている。

 関係者8人が感染していた市内の病院で入院患者1人、関係者2人が感染していた川崎区の介護老人施設で入居者5人の感染が新たに判明し、市はそれぞれ新規クラスター(感染者集団)と認定した。

© 株式会社神奈川新聞社