【新型コロナ】川崎で2人死亡、1439人感染

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は15日、市内の80代と90代の男女計2人の死亡と、市内外に住む10歳未満~90代の男女1439人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症が17人、軽症が1123人、無症状が120人、調査中が179人。

 市によると、麻生区の80代男性は、市内の病院に入院中に急性呼吸器症状が現れたため検査を受け、7月25日に感染が判明、今月8日に死亡した。男性は基礎疾患があり、ワクチンを3回接種していたという。

 幸区の90代女性は、クラスター(感染者集団)と認定された同区内のグループホームに入居し、今月6日に感染が判明、同13日に死亡した。女性は基礎疾患がなく、ワクチンを3回接種していたという。

 感染者の年代別の内訳は、40代が239人、20代が237人、30代が228人、50代が202人、10歳未満が136人、10代が129人、60代が122人、70代が87人、80代が48人、90代が11人。1405人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は34人で、このうち家庭内感染は22人。

 また市は、関係者の感染が判明した保育施設「たんぽぽ保育室」(宮前区)を当面の間、臨時休園すると発表した。

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