永野芽郁「こんなに体の芯が熱くなることがあるっけ?」と語るほど役に憑依 「マイ・ブロークン・マリコ」

9月30日から劇場公開される、タナダユキ監督、永野芽郁主演による、平庫ワカの同名コミックの映画化作「マイ・ブロークン・マリコ」から、永野芽郁が作品への思いを語る特別映像が公開された。「オファーを受けた時の心境」や「役作り」「シイノ役を演じて」「完成した映画を観て」「映画公開に向けて」について語っている。

原作を読んでほれ込んだという永野は、オファーを受け「めっちゃやりたいけど、めっちゃやりたくない」という、これまでにない感覚を吐露。シイノ役の役作りに関しては、「クランクインする3、4ヶ月前から喫煙者になった」「(原作でシイノが履き潰しているという)マーチンを常に履いて過ごした」など、撮影前からの並々ならぬ思いで挑んだことを明かしている。

また、撮影に入ってからも、「こんなに体の芯が熱くなることがあるっけ?というくらい熱くて」「これが“違う人になる“ってことなんだと体感した」「やってるときから永野芽郁としてここにいない」とシイノに憑依していたと語っている。

完成した作品を、マリコを演じた奈緒の隣で見たという永野は、鑑賞後に涙でグシャグシャな奈緒の顔をみて「涙腺崩壊した」といい、2度目の親友役を演じた奈緒との撮影は「その時間を2人でもてるのは幸せ」だったと振り返っている。終わりには、「最後にはパワーをもらえて、気づけば前向きに背中を押してくれるような、気づいたら救ってくれるような映画」と作品に対する熱い思いを見せている。

「マイ・ブロークン・マリコ」は、2019年にオンラインコミック「COMIC BRIDGE」で連載された平庫ワカの作品を原作とした映画。原作は毎話SNSでトレンド入りし、メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞するなど、大きな反響を呼んだ。主人公・シイノトモヨを演じるのは、「地獄の花園」「キネマの神様」「そして、バトンは渡された」の永野芽郁。マリコを奈緒が演じるほか、窪田正孝、尾美としのり、吉田羊が出演する。日本映画監督協会新人賞を受賞した「百万円と苦虫女」のほか、「ロマンスドール」「浜の朝日と嘘つきどもと」などのタナダユキがメガホンをとる。

【作品情報】
マイ・ブロークン・マリコ
2022年9月30日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会

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