〈西武ライオンズ・滝澤夏央〉〝夏央グッズ〟に感謝込め 母校やチームへ贈呈

 プロ野球(NPB)、埼玉西武ライオンズの滝澤夏央選手(19、関根学園高出)は1軍再昇格を目指して2軍戦に出場し、調整を続けている。このほど母校・関根学園高や上越市学童野球連盟、出身チームの三郷タイフーンなどに西武のユニホームやサイン入り色紙などが贈られ、あらためて恩師や関係者は早期の1軍復帰を願っている。

関根学園高の「友之寮」の玄関に展示されている滝澤選手の「62」番のユニホームやタオルなど

 関根学園高には「ワイルドユニ」と呼ばれるカーキ色を基調とした夏限定のユニホームや従来の水色のユニホーム、帽子、タオルなどが贈られ、「友之寮(ゆうしりょう)」の玄関に展示されている。野球部員をはじめ入寮生は毎日、〝夏央グッズ〟を見て出入りする。
 6月に本拠地で観戦したという安川斉総監督(62)は「チームやスタッフなど皆さんから応援されるのは夏央の人柄」と話し、「早く1軍に復帰してほしい。それしかない」と1軍での勇姿を待ちわびる。
 今月13日の誕生日に合わせ、「夏央が好きだった」といううまい棒や、「好物」のラーメンにちなみベビースターラーメンなどのスナック菓子を段ボール箱いっぱいにして送ったという。

上越市少年野球場の本部席に展示されている滝澤選手直筆の「感謝」のサイン色紙

 幼年時代に在籍し、世話になった上越市学童野球連盟と三郷タイフーンのスポンサー各社に、「感謝」と記されたサイン入り色紙も贈られた。連盟では同色紙を上越市富岡の市少年野球場のバックネット裏本部席に展示している。小日向俊郎会長(72)は「けがには注意して、1軍で再び活躍する姿が見られることを願っている」と話している。
◇実戦感覚戻し安打や盗塁も 2軍戦
 滝澤選手はイースタン・リーグの公式戦や練習試合に毎試合のように出場し、実戦感覚を取り戻している。
 16、17日の2軍、東北楽天戦ではそれぞれ1番・遊撃手、9番・遊撃手で先発フル出場。16日は第3打席で左前安打を放った後、二盗を決め、4番打者の左犠飛でホームを踏んでいる。

滝澤夏央選手

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