ミソハギ川岸彩る 薄紫色愛らしく 大田原

巻川沿いで見頃となっているミソハギと八巻代表

 【大田原】蛭田の巻川右岸の土手で、地元有志ら約15人による「巻川サイクリングロードを守る会」が育てたミソハギが薄紫色の愛らしい花を咲かせ、訪れた人を楽しませている。見頃は9月上旬まで。

 守る会は河川の環境美化活動などに取り組む「愛リバーとちぎ事業」の認定団体。2016年から中橋と友橋の間の草刈りなどを行い、19年にミソハギを定植。株は約12キロ上流で植栽する「みそはぎ会」から譲り受けた。最初は20メートルほどだったが徐々に広げ、今年は7月上旬、約270メートルにわたって咲き始めた。

 春は両岸で菜の花、秋は左岸でヒガンバナが季節を知らせる。八巻文子(やまきふみこ)代表(73)は「みんなの思いが詰まったミソハギ。若い方にも加わってもらい、土手を通した交流を広げられれば」と話している。

 (問)八巻代表090.1468.3421。

巻川沿いで見頃となっているミソハギと八巻代表

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