競泳水沼、「とちぎ国体」代表に 世界選手権銀メダリスト、地元凱旋

水沼尚輝

 競泳男子100メートルバタフライの東京五輪代表で世界選手権銀メダリストの水沼尚輝(みずぬまなおき)(25)=真岡市出身、新潟医療福祉大職員=が、本県代表として「いちご一会とちぎ国体」の会期前競技として行われる競泳(9月17~19日・日環アリーナ栃木屋内水泳場)に参加登録したことが22日、複数の関係者の話で分かった。本県で育ち、世界で活躍するまでとなったトップスイマーが地元国体で凱旋(がいせん)する。

 本県選手団は遅くとも9月7日までに全競技で日本スポーツ協会が承認し、正式に出場が決定する。作新学院高出身の水沼は卒業した小中高校がある都道府県から出場できる「ふるさと選手制度」を活用して出場する。

 水沼が本県成年代表として出場するのは2018年に男子100メートルバタフライで3位だった福井国体以来4年ぶり。19年の茨城国体は新潟県代表として出場していた。

 水沼は五輪初出場となる東京大会で準決勝進出。今年6月の世界選手権では、準決勝で自身の持つ日本記録を上回る50秒81をマーク。決勝も快泳を見せ、五輪も含めてこの種目で日本人初の表彰台となる銀メダルを獲得した。

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