「小学生日本最速の男」に小森(茂木) 陸上全国交流大会・6年100メートル【動画】

男子6年100メートルA決勝 11秒94の県小学生新記録で優勝した小森(茂木)=日産スタジアム

 県小学生新記録で2年連続日本一-。横浜市の日産スタジアムで20日に開かれた日清食品カップ第38回全国小学生陸上競技交流大会の男子6年100メートル決勝で、小森裕一朗(こもりゆういちろう)(茂木)が11秒94の県小学生新記録で優勝した。本県小学生初の11秒台。5年生だった昨年に続く全国大会2連覇で、同種目が学年別開催となった第8回大会(1992年)以降、5、6年生と連覇したのは9人目となった。

【Web写真館】第38回全国小学生陸上競技交流大会

 予選で小森は最終6組に登場すると、参加全選手で唯一の11秒台となる11秒98をたたき出し、自身が今大会の県予選でマークした12秒20の県小学生記録を更新した。決勝でも実力を発揮し、予選のタイムを0秒04上回ってゴールを駆け抜けた。

 このほかの県勢は、コンバインドB(混成競技、走り幅跳び・ジャベリックボール投げ)で、男子の熊坂悠我(くまさかゆうが)(中村)が11位、女子の足利教室・厚木彩佐(あつきあやさ)(北郷)が13位。女子5年100メートルで、さくら市クラブの村上(むらかみ)なな(喜連川)がB決勝で1位だった。

■中盤から独走、会心のレース

 小学生陸上選手の聖地・日産スタジアム。時折、雨が落ちるトラックに11秒94の風が吹き抜けた。

© 株式会社下野新聞社