広島 湯崎知事「『定点把握』では感染制御が弱くなる恐れ」 新型コロナ感染者の「全数把握」見直し

広島県の湯崎知事は、新型コロナ感染者の「全数把握」見直しについて、「『定点把握』では感染制御が弱くなる恐れがある」と指摘しました。

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23日の定例記者会見は、湯崎知事が濃厚接触者に該当する可能性があるとして、急きょ、オンラインで開かれました。

広島県内では先週、1日の新規感染者が初めて8000人を超えるなど、感染拡大は収まっていません。一方、政府は医療機関の負担軽減として、新型コロナ感染者の「全数把握」の見直しを検討しています。

湯崎知事は、「『全数把握』には感染を制御する意味合いもある」とし、「『定点把握』では感染制御が弱くなる恐れがある」と指摘しました。

広島県 湯崎 英彦 知事
「見直しにあたっては、保健所・医療機関の負担軽減を図るということを中心に進めてもらいながら適切な医療につなげる、感染制御をしっかりとできるような検討を行っていただきたい」

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