倉敷市中心部と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道は、高校生の書などで車内を涼やかに装飾した「納涼列車」を運行している。うちわ形の用紙に、生徒たちの思い思いの「夏」が表現され、乗客の目を楽しませている。31日まで。
つり広告スペースなどに、倉敷中央高(同市西富井)の生徒47人の作品を飾った。「毎日麺類」「日焼けの境目」など“夏あるある”や、「法被」「風」「波」といった夏の風物詩が流麗にしたためられ、中には「怪談」「ホラー番組みる」など思わず背筋がゾクッとするものも。美術部生徒によるかき氷や麦わら帽子のイラストも添えられている。
ヘッドマークには書道部1年向江優月さん(16)の書を採用。つり革の間では、同社社員が作った飾り「モビール」が揺れ、清涼感を演出している。
乗車した大安寺中等教育学校4年の女子生徒(15)は「暑い日が続くが、涼しい気分になり癒やされる。列車に乗るのが楽しくなります」と話していた。
納涼列車は2016年に始まり7回目。運行時刻は不定。問い合わせは同社(086―446―0931、平日のみ)。