新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は23日、新たに60~90代の男女10人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女3959人の感染が確認されたと発表した。中等症15人、軽症3929人、無症状13人で、2人の症状が分かっていない。
市によると、亡くなった10人のうち、5人がクラスター(感染者集団)が発生していた市内施設の入居者。
市によると、介護老人保健施設に入居していた保土ケ谷区の80代男性は15日に陽性が判明。16日、新型コロナで亡くなった。
別の介護老人保健施設に入居していた緑区の80代男性は6日に陽性が判明。9日、新型コロナで亡くなった。
特別養護老人ホームに入居していた神奈川区の80代男性は15日に陽性が判明。22日、老衰で亡くなった。
別の特別養護老人ホームに入居していた港南区の90代女性は15日に陽性が判明し、16日に市内の病院に入院。20日、新型コロナによる肺炎で亡くなった。
有料老人ホームに入居していた緑区の90代男性は6日に陽性が判明。12日、新型コロナで亡くなった。
市外で県内に住む70代女性は市内の病院に入院中の2日に陽性が判明。4日、新型コロナによる肺炎で亡くなった。
南区の80代男性は15日に意識状態が悪化し市内病院に救急搬送されたが、同日に亡くなり、陽性が判明。死因は調査中という。
ほか、60代女性と80代の男性と女性は、家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。
新規感染者の年代別は40代が584人で最多。30代572人、50代547人、20代531人、10歳未満401人、60代351人、10代350人、70代301人、80代226人、90代90人、100歳以上6人の順だった。
市内の新規クラスターは5件。特別養護老人ホーム2施設、神奈川、緑区の病院、小規模多機能型居宅介護施設で6~20人の感染がそれぞれ確認され、市がクラスターと認定した。