全国屈指の集客を誇る藤沢市の片瀬西浜・鵠沼海水浴場の来場者数が7月に前年同期に比べ5割増だったことが23日までに分かった。昨夏は新型コロナウイルス感染急拡大によって途中休場を余儀なくされたが、8月以降も順調に推移している。独自の休場基準を設けるなど、ウィズコロナの新様式が定着し、来場者の安心につながっているようだ。
市はKDDIが開発したスマートフォン利用者の位置情報のビッグデータ分析ツールを活用し、市内海水浴場への人流を定点観測している。
今夏、同海水浴場は梅雨明け後の7月1日に開設。市がまとめた集客の速報値によると、7月の1カ月間の来場者数は27万4300人で前年同期の16万3400人に比べ67.8%増となった。昨夏の開場日だった3日からの期間で比べても50%以上増えた。一方、東浜海水浴場には7月、前年同期とほぼ同じ13万5775人が訪れた。