端紙が「モッタイナイ」ので積み木に 砂川印刷が商品化

端紙を活用して開発された「モッタイナイツミキ」

 砂川印刷(那須町寺子乙、砂川徹男(すなかわてつお)社長)は、印刷物の製作で出る端紙を使い、「積み木」などとして利用できる商品を開発した。立ち上げ予定の自社オンラインショップでの販売を検討している。

 印刷物製作の過程で出る端紙の中には品質の良い紙や珍しい色と風合いの紙があることから、処分せず有効活用できないかと女性社員を中心に検討。廃棄物などを新製品にアップグレードして再生させる「アップサイクル」に取り組んだ。

 商品の一つが「MOTTAINAI TSUMIKI(モッタイナイツミキ)」。さまざまな色、デザインの端紙約300枚を厚さ約3センチに重ねてブロック型にした。積み木として遊べるだけでなく、部屋のインテリアやメモ帳など幅広く使える。長さ15センチ、幅11センチ、高さ3センチの木箱に10種類の「積み木」入りで1800円。佐藤睦美(さとうむつみ)チーフアートディレクターは「一生出合えないような紙や珍しい紙があり、見た目もかわいい」と話している。

 ほかにランダムな大きさの紙が約30枚入った「端紙アソート」(300円)、ノートパッド「印刷屋さんのおとしモノ」(600円)も企画した。(問)砂川印刷0287.72.0137。

端紙で作ったアップサイクルの「モッタイナイツミキ」
端紙で作ったアップサイクルの「モッタイナイツミキ」
「モッタイナイツミキ」(右上)など端紙で作ったアップサイクル商品

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