新東名高速 山北のトンネル工事現場で土砂崩落 男性2人搬送、命に別状なし

崩落事故があったとみられる湯触トンネルの工事現場=24日、山北町川西

 24日午前10時15分ごろ、山北町川西の新東名高速道路トンネル工事現場で「作業中に土砂が崩れた」と119番通報があった。土砂の下敷きになった建設作業員の男性(56)が両足を骨折し、建設作業員の男性(63)も肩に打撲のけがを負った。

 神奈川県警松田署などによると、現場は新秦野インターチェンジ(IC)─新御殿場IC間で建設中の湯触トンネル(全長約2145メートル)で、上り側入 り口から約1550メートル付近。同日午前7時ごろから作業を開始し、現場監督1人と作業員5人で、爆薬を埋め込むための穴を掘削する作業を行っていた。黒木さんと男性が崩落した土砂に埋まり、近くにいた別の作業員らが救出。病院へ搬送された。署が詳しい原因などを調べる。

© 株式会社神奈川新聞社