沖縄県知事選挙の告示迫る!現時点の立候補予定者とその動きを解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

本記事は8月23日に配信された動画の内容を基に構成しています。

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2022年8月23日に公開された動画のテーマは……告示が迫る沖縄県知事選挙

ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、8月25日告示の沖縄県知事選挙の立候補予定者の情勢や過去の選挙結果について語っていただきました。

三つ巴と言われる沖縄県知事選挙の真の構図とは?

【このトピックのポイント】・8月25日告示、9月11日投開票の沖縄県知事選挙は現職の玉城氏のほか、佐喜真氏、下地氏が立候補を予定
・立憲民主党は現職玉城氏を応援。前回佐喜真氏を推薦した日本維新の会は自主投票の方針を打ち出す
・直近の参院選ではオール沖縄系と自民系が大接戦を繰り広げるも松田氏は「参院選とは違う」と解説

沖縄県知事選挙 予想される顔ぶれ

8月25日告示、9月11日に投開票を迎える沖縄県知事選挙。現在、3名が立候補を予定しています。

・玉城 デニー氏(現職・オール沖縄)
・佐喜真 淳氏(元宜野湾市長・自民党推薦)
・下地 幹郎氏(元衆院議員)

佐喜真氏は前回2018年の沖縄県知事選挙で自民公明、さらに維新と希望の党の推薦を受け出馬したものの玉城氏に敗退。今回は2度目のチャレンジとなります。

下地氏は2014年に沖縄県知事選挙に立候補。2018年には維新の国会議員として佐喜真氏の応援に回っていました。

現職の玉城氏は今回2期目を目指すことになります。松田氏は「現職の2期目は強い」とする一方、コロナの感染状況もあるなかで玉城氏の4年間の実績に対する評価は分かれており、佐喜真氏がそこにどう切り込むかがポイントとなりそうです。

3名の立候補予定者の中でMC鈴木氏が注目するのは下地氏。「現職の玉城さんが強い中で保守分裂してしまっている。苦しい戦いだとわかっているのに下地さんが立候補する意図や本音は何なのでしょう?」とコメントします。

それに対して松田氏は「大きな意図があるようには今のところ見えない」とのこと。当初は様々な憶測がされていたものの、実際にはホワイトハウス前の立候補表明やSNSでの活動にもかなり力を入れています。

松田氏「衆議院議員を辞めてからの期間や沖縄の政治家としての何か思いがあって出られているのでは」「(出馬の意図は)正直ちょっとわからない」

現時点の構図については「三つ巴とは言われるものの情勢的には玉城さんと佐喜真さんの戦い」「下地さんは苦しいといわれている」と解説しました。

下地氏が基地問題に建設反対を表明している点については、同じ保守系の佐喜真氏とは正反対の意見です。それについてMC鈴木は「選挙的には野党系や無党派層の票を取りに行っているのでは?」と分析しますが、松田氏は「それなら玉城さんでいいとなってしまう」「それで基地反対派の票がとれるわけではない」とコメントしました。

一方で「基地容認」を打ち出す佐喜真氏は、沖縄のセルラースタジアムで1万人を集めて総決起集会を行うなど非常に盛り上がりを見せています。ただ、松田氏によると「前回ほどの大掛かりな感じはしない」とのこと。

また、現職・玉城氏の活動については「発信が飛びぬけて上手」と評価。LINEやTikTokを活用しており、「沖縄はネット選挙もレベルが高い」「選挙クラスタからすると勉強になる選挙」とコメントしました。

沖縄県知事選挙に向けた各党の動き

沖縄県知事選挙に際し、立憲民主党が玉城氏の応援を表明する一方で、前回佐喜真氏を推薦した日本維新の会は自主投票の方針を打ち出しています。

維新の決定について松田氏は、前回は菅氏と松井氏のつながりと応援に回った下地氏の存在があったのに対し、今回は維新の代表選と被ることや下地氏が立候補することも踏まえ特定の候補者を推薦しないという判断をしたのでは、と分析しました。

沖縄における全県選挙を振り返る

過去8年間の沖縄における全県選挙の結果を振り返ってみると、オール沖縄系と自民系の得票数の差は徐々に縮まってきているように見えます。特に直近の参院選では票差が2,888票と、非常に激しい戦いになったのは記憶に新しいところではないでしょうか。

ただ、松田氏によると参院選と知事選挙を一緒くたに見ることはできないとのこと。今回の沖縄県知事選挙は沖縄県内の自治体の首長選挙・議員選挙の多くが同じ時期に行われる「沖縄統一地方選挙」と重なる日程で行われ、知事選挙と同時に24の市町村で首長選挙・議員選挙が実施されます。

さらに、10月には那覇市長選挙も予定されており、その期間はどの陣営も活動量を増すという特殊な状況が発生します。このような事情から、知事選挙の結果が他の選挙に影響したり、知事選挙・市長選挙・議員選挙で票の傾向にも違いが生じたりするなど注目するべきポイントは複数ある、と松田氏は解説します。

松田氏「参院選は党勢の影響を受けるが知事選だけで見れば8~9万の票差がある」「参院選とは票の考え方が違う」

動画本編はこちら!

松田氏が「現地で楽しみたい!」と語る沖縄県知事選挙の情勢とは!?

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