吹替なしの演奏シーン 阿部寛、清野菜名らによる警察音楽隊演奏 「異動辞令は音楽隊!」本編映像

8月26日より劇場公開される、阿部寛主演の映画「異動辞令は音楽隊!」から、警察音楽隊の演奏シーンの本編映像が公開された。

映像は、駅前の犯罪撲滅キャンペーンでの演奏を映したもの。広岡(渋川清彦)の軽快なパーカッションから始まり、成瀬(阿部寛)、来島春子(清野菜名)、国沢正志(板橋駿谷)の姿が流麗なカメラワークで捉えられていく。坂本祥太(磯村勇斗)ら刑事課の面々は「意外にうまいな」と感想を口にし、北村裕司(高杉真宙)のソロパートも映し出される。演奏されている楽曲は、ジャズ・フュージョンバンドであるT-SQUAREの「宝島」。初めはバラバラだった警察音楽隊が徐々に演奏を楽しめるようになってきたことが、「宝島」の演奏によって表現されている。

本作の演奏シーンは、演技の吹替はなしで撮影されている。撮影前に内田監督は出演者に対し、「音楽映画ですので、『ミッドナイトスワン』のバレエと同じように、演奏シーンの演技の吹替はなしで」とお願いしたという。阿部は、ドラムも太鼓も触ったことすらないという状態からのスタートし、練習用のゴムパッドで1日3時間もの基礎練習を1週間以上に渡り実施したあと、本物のドラムがたたけるスタジオでの本格的なレッスンが挑んだ。また、練習の合間には日本や海外のプロドラマーの動画を見てイメージトレーニングをし、体全体の動きも含めて“見せる”たたき方を研究したという。

「異動辞令は音楽隊!」は、行き過ぎた捜査の結果、最前線の刑事から広報課に属する音楽隊へ異動させられた警部補を描いた作品。阿部寛が、異動となる警部補・成瀬司を演じる。監督を務めるのは、第44回日本アカデミー賞の最優秀作品賞をはじめ、数々の賞に輝いた「ミッドナイトスワン」を手掛けた内田英治。YouTubeで目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得た自らのオリジナル脚本で、わき目もふらずに一心不乱に働いてきたミドル・エイジたちの奮闘と生きざまを描く。

【作品情報】
異動辞令は音楽隊!
2022年8月26日(金)全国ロードショー
配給:ギャガ
(C)2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会

© 合同会社シングルライン