岸田総理が表明 「全数把握」見直し  広島県の方針 知事「今後 最終決定する」

岸田総理は24日、すべての患者の情報を届け出る「全数把握」の見直しなど、新たな新型コロナ対策を表明しました。これを受けた広島県の方針について、湯崎知事は今後、政府の発表を待って最終決定するとしています。

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岸田総理は24日、医療機関が感染者のさまざまな情報を届け出る「全数把握」を見直し、自治体の判断で報告の対象を高齢者や重症化リスクの高い人に限定できるようにする方針を示しました。

ただ、感染者の動向を把握するため、それ以外の感染者の年代や人数の報告だけは続けていく方針です。

23日、「『全数把握』には感染を制御する意味合いもある」と述べていた湯崎知事は、25日、あらためて次のように話しました。

広島県 湯崎 英彦 知事
「感染を制御するとか、非常に重要な機能だと思う。これが少し弱くなるということは感染拡大のリスクもあるので、『全数把握』を止めるのを今のタイミングでいいのかということは、慎重に判断する必要があるのではないかと」

そのうえで、県の方針については、「まだ詳細が分からないので今後、政府の発表をみて最終決定する」と述べました。

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