上越市春日新田1の団塊青春倶楽部カラオケ喫茶「きんたろうはうす」(熊田としゆき代表)で20日ごろから、常連客で頸城区上吉在住の相澤良夫さん(71)が製作した空き缶の風鈴が飾られている。風に吹かれた124個の風鈴がカラカラと音を立てて回り、訪れた人たちから人気を集めている
風鈴は350㎖のビール缶などを使用。側面に幾つもの切り込みを入れてひねることで、プロペラやタービンのように風を受けて回る仕組みになっている。音以外に、光が当たると、ラベルと金属部分がキラキラ光る様子を楽しめる。
もともと工作好きだった相澤さん。空き缶の風鈴は2年前、柏崎市の個人宅で見て興味を持ち、今年に入り作り方をネットの動画で学んで作り始めた。その後、共通の知人を通じて風鈴を知った熊田さん(72)から店での展示を依頼され、1カ月半かけて作ったという。
「きんたろうはうす」では、入り口に116個、ホールに8個を展示中。28日には月例イベントを予定していて、熊田さんは「新型コロナの影響がまだ続いているが、多くの人に見て驚いてほしい」と願う。相澤さんも「楽しんで作ったものなので、見る人にも楽しんでほしい」と話した。
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風鈴が回る様子の動画