サッカーにおいては最も厳しい罰則の一つと言えるのがレッドカード。ピッチから退場になったうえ、次の試合にも出場できないという裁定だ。
今回は『Footballfaithful』から「サッカーの歴史上最も多くのレッドカードを受けた選手5名」をご紹介しよう。
5位:パオロ・モンテロ
レッドカード枚数:21枚
クラブ:ペニャロール、アタランタ、ユヴェントス、サン・ロレンソ
90年代から2000年代にかけて活躍したウルグアイ出身のセンターバック。アタランタで4シーズンを過ごした後、1996年にユヴェントスへ移籍し、セリエA4回の優勝を経験している。
彼はウルグアイらしいハードなプレーを得意としており、危険な位置で危険なタックルをすることを厭わなかった。それによって21枚のレッドカードを受けており、セリエAでは最多記録を持つ。
4位:アレクシス・ルアーノ
レッドカード枚数:22枚
クラブ:マラガ、バレンシア、セビージャ、ヘタフェ、アラベスなど
1985年生まれのアレクシス・ルアーノは、ラ・リーガで多くのクラブを渡り歩いたディフェンダーだ。バレンシア時代にはコパ・デル・レイの優勝にも貢献している。
またトルコのアクヒサル・ベレデイイェスポルやサウジアラビアでもプレーしたが、なかなか国外には馴染めず「パフォーマンスが悪すぎる、八百長ではないか」と批判されたことも。
3位:シリル・ロール
レッドカード枚数:25枚
クラブ:ボルドー、バスティア、RCランス、ニース、マルセイユ、モナコなど
フランスリーグの歴史上最凶のクラッシャーといえばシリル・ロール。小柄な体格と甘いマスクを持ちながら、ピッチではまるで狂犬のように相手選手に噛みつき続けた。
リーグアンだけでレッドカードは19枚。さらにキャリア全体では25枚。イエローカードもキャリアで187枚受けており、2試合に1枚というとてつもないペースで量産していた。
2位:セルヒオ・ラモス
レッドカード枚数:27枚
クラブ:セビージャ、レアル・マドリー、PSG
過去20年にわたってヨーロッパサッカーの頂点に立ち続けたセルヒオ・ラモス。レアル・マドリーで長くプレーした偉大なディフェンダーであり、キャプテンとしても活躍した。
彼は今世紀で最もカードを受けた選手でもあり、キャリアを通じて27回もの退場を経験してきた。それはハードタックルからジャッジへの異議まで様々なバリエーションがあった。
1位:ヘラルド・ベドーヤ
レッドカード枚数:46枚
クラブ:デポルティーボ・カリ、ミジョナリオス、サンタフェなど
なんとキャリアを通じて46枚の警告を受けたコロンビア代表DF。「野獣」の愛称で知られているミッドフィルダーで、常に対戦相手を圧倒し、その代わりにイエローカードを受けてきた。
【写真】メッシがバロンドールにいなかった2005年の最強イレブン
2012年のボゴタダービーでは肘打ちとキックで15試合の出場停止を宣告されたことも。引退後はサンタフェのアカデミーでコーチとなり、2020年からはトップチームでアシスタントとして指導している。